解決事例

取引先が不況の煽りを受け、売掛金2000万円が未回収に

年齢:40代 性別:女性 職業:経営者(健康医療器具製造・販売)
交渉・訴訟プラン

相談までの経緯・背景
ご相談者様の会社では、健康医療器具を開発・製造し、エステ会社に販売しています。

高額な健康医療器具を幅広く取り扱い、10社を超えるエステ会社と取引していますが、不景気のあおりを受け、取引先の中には代金の支払いが滞っている会社もありました。

特に主要な取引先である某有名エステ会社については、未回収の売掛代金が約2000万円ありました。

ご相談者様も、相手方会社の代表者に直接連絡するなど、できる限りの催促を行ったのですが、一向にお支払いいただけず、どうやら相手方は他の取引先に対する支払いも全てしていないようでした。

ご相談者様は、この未回収の売掛代金について弁護士に債権回収を依頼しようと考え、知人の弁護士に相談しました。

ところが、「あの会社は財務状況がかなり悪く、2000万円もの大金を支払う余力はないから、裁判で勝ったとしても判決が絵に描いた餅になってしまう」と言われてしまいます。

しかし、あきらめきれないご相談者様がネットを検索していた際に目に留まったのが、Authense法律事務所でした。

ご相談を受けた弊所では、「資金がない相手から債権を回収することも場合によっては可能であり、後手にまわると回収は難しくなるが、今ならまだ十分に間に合う可能性がある」と判断しました。

 

解決までの流れ
債権回収のご依頼を受けた弁護士が相手方の資産を調査したところ、不動産を所有していることが判明しました。

そこで、裁判所に仮差押えの申立てを行い、不動産に対する仮差押えの決定を得ることができました。

これにより相手会社は不動産の譲渡行為・担保権設定行為をすることができなくなります。

その後、仮差押えの申立てをした債務者に対する訴訟を裁判所に提起し、第1回期日において相手方が2000万円の支払いをしていないことを認めました。

勝訴判決を得たため、仮差押えの本執行への移行準備をし、本執行の申立てをして不動産を強制競売にかけました。

 

結果・解決ポイント
競売代金は2500万円となり、2000万円全額の回収に成功しました。

ご相談者様自身もあきらめかけていた債権でしたが、無事に全額回収することができました。

担当弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
(東京弁護士会)
千葉大学法経学部法律学科卒業、上智大学法科大学院法学研究科修了。不動産法務、不動産法務と切り離せない相続を中心とした法律問題に取り組む。国内総合デベロッパー、大手証券会社、不動産協会からのセミナー・講演依頼も多く、不動産法務を基軸に積極的に活動している。

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