遺産分割審判

審判の手続き

話合いがまとまらない場合、調停は不成立として終了しますが、自動的に審判手続きが開始されます。
審判手続で審理が行われたうえで、審判によって結論が示されることとなります。
事案によって様々で、1~2ヶ月で審判が出る場合もあれば、1年以上かかる場合もあります。

即時抗告

審判に不服があるときは、審判の告知を受けた日の翌日から起算して2週間以内に不服(即時抗告)の申立てをすることにより、高等裁判所に審理をしてもらうことができます。
ただし、即時抗告の申立てができる事件は法律によって決められていますので、全部の事件について即時抗告の申立てができるわけではありません。

即時抗告の事例1

遺産分割の対象となった土地について、他の相続人がより高価で取得することを申し出たとしても、相続人の中で本件土地の現実の利用を必要としているのは抗告人だけであり、抗告人に代償金の支払いの意思及び能力がある以上、抗告人が本件土地を単独取得することを認めた事例
(大阪高裁決定H15・12・11家庭裁判月報56・9・22)

即時抗告の事例2

抗告人が長年にわたって分割対象遺産の一部を自宅兼作業場として利用し、遺産の現物分割が不可能でないのにもかかわらず、その全部を他の相続人の単独取得とした判断を取り消して、本件遺産の現物分割を命じた事例
(大阪高裁決定H15・4・15家庭裁判月報55・12・61)

高等裁判所にて審理
即時抗告となる場合、家庭裁判所ではなく高等裁判所にて審理され、決定が出されます。

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