「爆サイ」「5ちゃんねる」での差別投稿を削除請求により削除

相談までの経緯・背景
刑事事件で逮捕歴があることや、その具体的な内容、さらには出自のことなど、家族も含めて差別的なことを「爆サイ」や「5ちゃんねる」に書かれたAさん。
心理的負担が大きくなり、投稿を削除してほしいとAuthenseにご相談に来られました。
解決までの流れ
Aさんは、過去に逮捕された刑事事件においてその容疑を認めていませんでした。
そのため、とにかく早急な「投稿削除」を希望されていました。
この点を踏まえ、爆サイと5ちゃんねるへの削除請求においては、投稿された内容が真実ではない旨を主張することが有効であると考えました。そのうえでは、刑事事件の被害者の方にご理解をいただく必要もありました。
被害者代理人弁護士と交渉を行い、被害者の方ご本人と代理人弁護士に「Aさんが受けた容疑の内容は真実ではない」という一定の理解をきちんと得たうえで、その趣旨を記載した示談書を取り交わすことができました。
そして、その示談書を爆サイ、5ちゃんねるに送り、結果、投稿はすべて削除になりました。
結果・解決ポイント
名誉毀損が認められない場合の要件の1つに「真実であること」があります。
そこで、一般的な刑事示談の案件では考慮することがあまりないと思いますが、Aさんの逮捕歴と容疑とを切り分けて考え、容疑が真実でないとわかる趣旨の記載を示談書に明記したことで、容疑に関する投稿内容が真実ではないということで、削除に至った事例です。このような判断をスピーディに対応できたのは、これまで多くの削除請求を経験してきたことが大きな要因です。
Authenseには誹謗中傷分野に精通する弁護士が複数在籍しており、様々なノウハウを共有しているため、皆様が名誉毀損・侮辱・誹謗中傷でお困りの際にはきっとお力になれるはずです。
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