解決事例

夫婦喧嘩がエスカレート。妻への暴行で逮捕。

示談交渉プラン

ご相談までの経緯・背景

Aさんは、妻Bさんと従前から口論等が絶えませんでした。
ある日、夫婦喧嘩が発展して、Aさんは妻Bさんの髪の毛を掴み引きずり回し、さらに両手で頸部を絞めるなどの暴行を振るってしまいました。

その後、事の重大さに気づいたAさんが妻Bさんに警察に通報するよう指示し、駆けつけた警察から事情聴取を受けた後、Aさんは逮捕されるに至りました。

解決までの流れ

犯行の動機・原因に酌量の余地があること

犯行の動機や原因は、起訴・不起訴の判断において重要な事情となります。
今回のケースは、夫婦喧嘩の末に引き起こされたものであり、犯行に至った原因の一部は被害者Bにもあるといえることも考慮されました。

被疑者が真摯に反省していること

被疑者Aは、被害者Bに指示して自ら警察を呼んだ上、逮捕前の事情聴取から一貫して自白していました。
その後も自己を見つめ直した上で、本件犯行に至った自分の問題点を自覚し、真摯に反省して、被害者に対し謝罪しており、今後二度と被害者に対し暴行を加えない旨の誓約をしました。

被害者が寛大な処分を望んでいたこと

被害者の存在が前提となる暴行事件においては、被害者の意思も起訴・不起訴の重要な判断資料です。
被害者Bは、裁判所に対し、処罰を望まない旨の嘆願書も提出しており、被疑者Aに対する寛大な処分を望んでいました。

結果・解決ポイント

① 被害者との示談成立

弁護士は、被疑者Aに被害者Bさんへの謝罪文を書くよう指示しました。
謝罪文を書くにあたって、なぜこのような事件を起こしてしまったのかを深く考え、また被害者に怪我をさせてしまったことを含め、謝罪の気持ちを言葉にするのが良いと助言しました。
これにより、「被疑者が謝罪をすること」「今後一切、被害者に対し暴行を加えないこと」などを約束し、示談を成立させることができました。

② 被疑者の不起訴処分についての意見書の提出

弁護士は、検察官に対して、被疑者本人が深く反省していること、被害者と既に示談が成立していること、また被害者が被疑者からの謝罪文を読み、接見し、被疑者の反省している様子から、寛大な処分を求める嘆願書を書いていることなどから、被疑者Aを不起訴処分にするように求める意見書を提出しました。

これらの弁護活動の結果、Aさんは不起訴処分にとどまることができました。
起訴がなされるか否かは、その後の人生に大きく関わってくることです。 逮捕直後の適切な弁護活動により、早い段階での身柄開放および不起訴処分獲得に向けた資料収集の可能性が高まります。お困りの際はぜひ弁護士にご相談ください。

担当弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
(第二東京弁護士会)
日本大学法学部卒業、日本大学大学院法務研究科修了。個人法務及び企業法務の民事事件から刑事事件まで、幅広い分野で実績を持つ。離婚や相続などの家事事件、不動産法務を中心に取り扱う一方、新規分野についても、これまでの実践経験を活かし、柔軟な早期解決を目指す。弁護士会では、人権擁護委員会と司法修習委員会で活動している。
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