リーガルエッセイ

公開 2021.03.09 更新 2021.07.18

もし自分の子どもがわいせつ被害に遭ってしまったら…

記事を執筆した弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
(第二東京弁護士会)
慶應義塾大学法学部法律学科卒業。司法試験に合格後、検察官任官。約6年間にわたり、東京地検、大阪地検、千葉地検、静岡地検などで捜査、公判を数多く担当。検察官退官後は、弁護士にキャリアチェンジ。現在は、刑事事件、離婚等家事事件、一般民事事件を担当するとともに、刑事分野の責任者として指導にあたる。令和2年3月には、CFE(公認不正検査士)に認定。メディア取材にも積極的に対応している。

警察への被害申告 サポートします

先日、男性がアルバイト先の託児所で6歳の女の子の体を触るなどした強制わいせつ罪の被疑事実で逮捕されたと報じられました。
この男性は、同じ託児所で別の4歳の女の子の体を触ったとして強制わいせつ罪で起訴されているとのこと。このたびの逮捕はこれに次ぐ逮捕であるとのことです。
報道によれば、男性は、被疑事実を認めているようですが、それぞれのわいせつ行為に加え、その常習性についても捜査、公判を通じて明らかになっていくはずです。

この男性は、犯行時、一人で夜勤をしていて、その際、被害に遭った女の子を別部屋に連れ出してわいせつ行為に及んでいたと報じられています。
それも、多数回にわたり、長時間にわたって。
そして、寝ていた女の子が目を覚ますと「言ったら殺しちゃうよ」と口止めをしていたというのです。
まだ、報道されているというにとどまるため、今後の捜査で明らかになることです。
でも、これがもし真実であれば、それが女の子にとってどれほどの恐怖だったろうと胸が苦しくなります。
6歳といえば、もう少しで小学生。
託児所に預けている親御様も、子どもが1、2歳のころは、いつも「自分が目の届かないところで子どもは元気にしているかしら?安全に過ごしているかしら?」という不安と戦いながら、託児所の先生がたとの信頼関係を築く中で徐々に安心して子どもを預けられるようになっていくのだと思うんです。
でも、5、6歳ともなると、もう、自分が託児所でどんな1日を過ごしたかずいぶんお話しすることができるようになるので、親御様も安心して託児所に子どもを預け、仕事などに集中できる時間も増えてくるころなんじゃないかなと思います。
それなのに、こんな卑劣な犯行の被害に遭い、さらにはおそろしい言葉で脅されて口止めされていたなどということを知らされたとき、どれほどのショックかと思います。

被害はおととしの出来事であるとのこと。
逮捕が今となった事情は報道だけからはわかりませんが、もしかしたら、先に起訴された件が発覚し、余罪を調べる過程で発覚したのかもしれません。
または、すでに被害申告はされていたところ、その後、慎重な捜査がされていたのかもしれません。

もちろん、一番責められるべきは間違いなくこのような卑劣極まりない犯行に及んだ男性です。
でも、これほど何度も、複数の子どもたちに対して同じ人物が犯行に及ぶ機会があったということが事実であれば、こんな卑劣な犯行を可能にしてしまった託児所の体制にも問題があったはずです。
多くの託児所においては、子どもたちの幸せを思いながらお仕事に就いているのですが、それにしても、このような取り返しのつかない犯行が起きてしまう以上は、犯行機会を作らないための体制づくりを検討することが急務ではないかと思います。

このような幼い子がわいせつ被害に遭う事件の報道を見ると、「でも、もしうちの子が被害に遭ったとして、それを警察に相談しても、ちゃんと事件として取り上げてもらえるの?」と思うかたもいるかもしれません。
たしかに、わいせつ行為はほかに目撃者の存在しない状況下で行われることが多く、被害の証拠が幼い子どもの供述だけ、という場合、被害の実態を明らかにすること、被疑者の犯行を立証することは容易なことではありません。
私自身も主任検事としての捜査経験が多数ありますが、幼い子どもから過去に起きた事実を正確に聴き取るとき、気を付けなければならないことがたくさんあります。
聴き方を間違えると、取調官が考える事実を子どもに記憶させてしまうことにより、事実と異なることを記憶しているかのように思い込ませ、間違った供述を引き出してしまうこともあり得ます。
被害を受けてショックを受けている子どもに、被害に遭ったときのことをまた思い出させてしまうこともあります。
そう考えると、どうせ立証が難しいというなら、子どもにこれ以上つらい思いをさせたくないと被害申告をためらってしまう親御様もいらっしゃるかもしれません。
たしかにそう考えてしまうのももっともですよね。
そして、それも一つの選択肢である場合もあるのかもしれません。
でも、もし、被害申告をしたいという選択肢もあるのであれば、早めに警察に行くべきです。
記憶はどんどん薄れてしまい、正確に供述することが難しくなってしまうからです。
そうはいっても、子どもを警察に連れて行って事情を聴かれる中で子どもに傷が刻み込まれてしまうのではないか、ちゃんと子どもの話が警察で理解してもらえるか、そんな不安があるのではないかと思います。
そんなときは弁護士にご相談ください。
弁護士は、幼いお子さんから、お子さんの気持ちに最大限配慮しながら、その起きた出来事を正確に聴き取ることができます。
そして、その話をもとに、警察に働きかけ、被害申告のお手伝いをすることができます。
もちろん、伺ったお話については、守秘義務を負いますので、どこかに漏れるということも絶対にありません。
安心してご連絡ください。

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