リーガルエッセイ

公開 2022.07.01

女性とキャリアについて私が思うこと

女性とキャリアについて私が思うこと
記事を執筆した弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
(第二東京弁護士会)
慶應義塾大学法学部法律学科卒業。司法試験に合格後、検察官任官。約6年間にわたり、東京地検、大阪地検、千葉地検、静岡地検などで捜査、公判を数多く担当。検察官退官後は、弁護士にキャリアチェンジ。現在は、刑事事件、離婚等家事事件、一般民事事件を担当するとともに、上場会社の社外役員を務める。令和2年3月には、CFE(公認不正検査士)に認定。メディア取材にも積極的に対応している。
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女性とキャリアについて思うこと

前回に引き続き、今度は女性とキャリアのことについて取り上げてみたいと思います。

女性の知り合いなどに、キャリアについて相談を受けることがあります。
それは、「自分は〇年後にこうなっていたい。そのために、今、何をしておいたらいいのだろうか」というもの。
業種が違うかたもいるのですが、抽象化されたレベルで考えを聞きたいと言われることがあるのです。

私がそのたびに答えるのは、その発想を持ちつつも、違う発想も同時に採用するといいと思うということ。

もちろん、私の考えが正解などではないということも前提としてお伝えします。

私自身、目標を立てて、そこに至る戦略を立てて結果を出すということが好きで、それができないとき、つまり、具体的な目標が漠然としているときは、不安で仕方なくなり、目の前のやるべきことをする意味を見出せなくなることがありました。

今も少しそういう傾向もあります。

でも、まだ未熟ではあるものの、ここに至る過程で学んだことは、たとえ、目標を立ててそこに至る戦略を立てたとしても、必ずしも、思ったとおりにはいかないなということ。
自分で作ったその道筋どおりにいかないとそれだけで不安になってしまうこと。

だから、今は、そういった戦略思考は基本に据えつつも、予想外のことや、「これは私が目指すものにつながっていないのでは?」と思えるようなことと直面したときにも、それを全力で行うことで、想像以上の成果に結びついたり、「あれ?実はこっちのほうがよかったな」と思える場所に来ることができたりするもんだなとも思ってます。

そして、それは仕事上のことばかりではありません。
プライベートでとんでもない試練と直面しているように思えたときこそ、「これは、将来、どんなことに結び付くのかな」と逆にワクワクする気持ちを持つようにすると、なんだかんだいいながら前向きに乗り越えていけるような気もしています。

別にこのことに性別なんて関係ないと思っていますが、私自身の経験で言うと、私が女性として直面した試練も多かったように思います。

それは、結婚だったり、出産だったり、離婚だったり、シングルマザーとしての子育てだったり。

当時はひとつひとついろいろな大変さも悩みもあって、苦しくて仕方ない思いもしましたし、現在進行形での試練もありますが、そのひとつひとつがあって初めて得られた仕事、クライアントから頂いたお声、乗り越えたことによる自信などもありました。

計画外のこともたくさん起きるけれど、それにひとつひとつ向かい合ったからこそみられる景色もある。
だから、目標を持つと同時に、計画外を常に想定して起きることに向かいあうということが、大事な視点になるような気がしています。

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