
セミナー概要
【知財の歩き方Vol.4】
グローバル市場でブランドを守り抜く-海外商標戦略の実務
- Authense弁理士法人代表・cotobox株式会社 代表取締役社長 弁理士:
- 五味 和泰( 日本弁理士会 )
- 弁理士:
- 西野 吉徳( 日本弁理士会 )
- 開催日時:
- 2025年11月05日(水)12:00~13:00
- 会場:
- オンライン(Zoomウェビナー)
- 参加費用:
- 無料
事前の備えがブランドを守る ー冒認出願や係争を防ぐ実務戦略とは
海外での商標トラブルは、もはや一部の大企業だけの問題ではありません。
国内でブランドが注目され始めた途端、第三者に先に出願される――
そんな冒認出願の事例は少なくなく、多くの日本企業が権利を奪われたり、係争に膨大な費用と時間を投じてきました。
しかも一度対応に追われれば、費用対効果は厳しく、最終的に権利を取り戻せないこともあります。
一方で、こうしたリスクの多くは事前の出願やウォッチング体制の整備といった予防策で未然に回避可能です。後手に回れば数倍の負担を強いられる一方、先手を打った準備は結果的に低いコストでブランドを守ることにつながります。
本セミナーでは、将来の事業展開を見据えた「どの国で」「どのタイミングで」「どの区分を押さえるか」といった戦略設計に焦点をあてます。弁理士の経験に基づく視点から、計画的な出願の立て方や維持基準の考え方、現地代理人との関係構築など、実務で押さえるべきポイントを具体的に解説します。
海外での商標リスクを回避し、将来の事業を守るための戦略を整理する機会としてご活用ください。
「知財の歩き方」とは?
「知財の歩き方」は、企業の法務・知財担当者が、知財のプロフェッショナルである弁理士と一緒に“地図を広げ”、 制度と実務のつながりを確かめながら、 自社にとっての知的財産の活かし方を探っていくセミナーシリーズです。
知財の制度は範囲が広く、仕組みも複雑で、 どこから手をつければいいのか迷う場面も少なくありません。このシリーズでは、専門家の視点をガイドにしながら、知財の全体像と現在地を確認し、実務での判断に役立つ“道しるべ”を見つけていきます。
セミナー内容
第1部:海外商標戦略の考え方とリスク管理
・海外展開に伴う商標トラブルの実例と背景
・先願主義国におけるリスクと基本的な考え方
・出願計画や維持に欠かせない視点
・リスクを低減するための実務上の工夫
第2部:相談事例から見る知財戦略の実務
・海外展開に伴う商標トラブルへの相談事例
・事例を踏まえた戦略的な対応の方向性
・中小企業でも実行できる知財戦略の工夫
※ウェビナータイトルや内容につきまして、変更する場合がございます。
こんな方におすすめ
- グローバル展開を見据え、海外での商標リスクに備えたい知財・法務担当者
- 事前の出願やウォッチング体制をどう整えるべきか検討している方
- 限られたリソースで実効性ある知財戦略を構築したい中小・中堅企業の方
- 具体的な相談事例を通じて、戦略的な対応の考え方を学びたい方
登壇者
弁理士 五味 和泰(ごみ かずやす) プロフィール
- Authense弁理士法人代表弁理士。早稲田大学理工学部卒、米国南カリフォルニア大学法学修士。
大手建設会社エンジニアを経て、大手特許事務所に入所し弁理士資格取得。10年間、特許の権利化業務に従事した後、2015年にはつな知財事務所を設立、2016年にcotobox株式会社を設立。オンライン商標プラットフォーム「Cotobox」は、2018年経済産業省のグレーゾーン解消制度を利用し、知財DXビジネスモデルの先駆けとなった。
商標、特許、意匠の国内外の権利化及び知財経営の指導を手がけており、自らのスタートアップの創業者としての経験を活かして、知財経営、マーケット、事業リスク、プロダクト開発及び企業価値といった領域における知財視点でのアドバイスを得意とする。
Authense弁理士法人 弁理士
西野 吉徳(にしの よしのり)プロフィール
- 学生時代に弁理士試験に合格。大手電機メーカーに勤務し、知財部門において商標・意匠・契約などを担当したのち、コミュニケーション部門のブランドマネジメントに異動。
2017年、特許事務所に転職し、外国商標業務を担当。2022年、はつな弁理士法人へ入所。特許事務所での商標権利取得経験、企業の知財部門及びコミュニケーション部門での経験から、商標権利取得、企業内商標管理及びブランディングという3つの分野に精通。クライアントのブランド構築を強力にサポートする総合力に定評がある。
※恐れ入りますが、同業他社の方はご参加をお断りさせていただく場合がございます。予めご了承ください。
※セミナーお申し込み時にご入力いただいた情報につきましては、Authenseグループ内にて共有いたします。