
セミナー概要
【まるわかり!契約実務】Vol.2 秘密保持契約書
- 弁護士:
- 開催日時:
- 2025年09月24日(水)12:00~13:00
- 会場:
- オンライン(Zoomウェビナー)
- 参加費用:
- 無料
わかりやすく、かつ深く。契約実務を担当するすべてのビジネスパーソンへ
業務委託契約のリスクを正しく理解し、適切な契約設計で企業リスクを最小化
デジタル化の急速な進展により、企業間での情報共有の機会が飛躍的に増加しています。新規事業の検討、業務提携、M&A、システム開発の外部委託など、様々な場面で機密情報の開示が必要となり、秘密保持契約(NDA)の重要性がこれまで以上に高まっています。
しかし、秘密保持契約は「定型的な契約書」と軽視されがちで、十分な検討なしに締結されることが少なくありません。その結果、いざ情報漏洩が発生した際に、期待した効果が得られない、逆に自社が不利な立場に置かれる、といったトラブルが頻発しています。
特に近年は、営業秘密の保護に関する法的環境が大きく変化し、不正競争防止法の改正、個人情報保護法の強化、さらには経済安全保障の観点からの規制強化など、企業が考慮すべき法的要素が複雑化しています。これらの法的規制の全体像を把握し、自社の情報管理体制に適合した契約内容を設計・確認することが重要です。
本セミナーでは、秘密保持契約の本質を理解し、実務で頻繁に問題となるポイントを徹底解説します。秘密情報の定義方法、保持期間の設定、損害賠償の考え方、差止請求の実効性、さらには近年注目されている営業秘密保護法との関係まで、豊富な事例とともに実践的なノウハウをお伝えします。
登壇は、日英双方の契約審査経験に加え、アジア・欧州のグローバル法務も担当してきた藤川 直史弁護士が担当。企業法務の現場で多様な契約書類型に携わった経験をもとに、単なる法的知識の説明にとどまらず、実際の契約書作成や交渉で活用できる実践的なノウハウを提供いたします。
秘密保持契約の適切な設計により、企業の情報漏洩リスクを最小化し、安心して事業連携を推進できる体制構築の一助として、ぜひご参加ください。
「まるわかり!契約実務」とは?
「まるわかり!契約実務」は、企業の契約実務を担当するすべての皆様に向けて、契約実務の「今、知りたい」に応える実践的なセミナーシリーズです。
単なる法的知識の羅列ではなく、実践的なチェックポイント解説から法的規制、トラブル対応まで、現場で直面する課題に即した事例や解決策をお伝えします。豊富な実務経験を持つ弁護士が講師を務め、明日からの実務に直結する学びの場をご用意しています。
契約実務の「なぜ?」「どうして?」を「なるほど!」に変える、それが「まるわかり!契約実務」シリーズです。
セミナー内容
1. 秘密保持契約の基礎と法的性質
2. 秘密情報の定義と範囲設定の実務ポイント
― 適切な除外条項の設計方法
3. トラブル予防のための条項設計と具体例
― 従業員・代理人への守秘義務拡張
※ウェビナータイトルや内容につきまして、変更する場合がございます。
こんな方におすすめ
- 秘密保持契約の法的リスクを理解し、適切な契約設計を行いたい法務担当者
- 顧客や取引先との情報共有において、法的リスクを回避したい事業担当者
- 技術情報の保護と適切な共有方法を理解したい実務担当者
- 情報漏洩リスクを最小化し、安全な事業連携を実現したい経営陣・事業責任者
- 機密性の高い情報開示における契約戦略を学びたいM&A・事業提携担当者
登壇者
弁護士 藤川 直史 プロフィール
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大阪弁護士会所属。大学卒業後、商社およびグローバル製薬企業にて18年にわたり法務部門に所属し、契約書レビュー、株主総会・取締役会の運営、新規事業立ち上げ支援、知財管理、海外展開・M&Aなど多岐にわたる業務に従事。
日英双方の契約審査経験に加え、アジア・欧州のグローバル法務も担当するなど、実務を通じて磨いた現場目線の課題解決力を強みとする。
企業の法務担当者としての経験を活かし、「できません」で終わらせない柔軟な視点で、リスクが伴う場面においても前向きな選択肢を提示することを心がけている。
※恐れ入りますが、同業他社の方はご参加をお断りさせていただく場合がございます。予めご了承ください。