セミナー概要
【まるわかり!契約実務】Vol.3 基本取引契約書(売買)
- 弁護士:
- 開催日時:
- 2025年12月03日(水)12:00~13:00
- 会場:
- オンライン(Zoomウェビナー)
- 参加費用:
- 無料
わかりやすく、かつ深く。契約実務を担当するすべてのビジネスパーソンへ
売買取引の落とし穴を回避する。適切な契約設計で取引リスクを最小化
企業間の継続的な売買取引において、基本取引契約書は取引関係の骨格を定める重要な契約書です。製造業における部品・原材料の継続供給、卸売業における商品の定期取引、IT業界におけるハードウェア・ライセンスの継続購入など、様々な業種で日常的に締結されています。
しかし、基本取引契約は「売買」という身近な取引であるがゆえに、その法的リスクが軽視されがちです。「これまでの取引慣行通りでよい」「雛形をそのまま使えばよい」という安易な判断により、いざトラブルが発生した際に、品質不良への対応が不十分、納期遅延の責任が不明確、代金回収ができない、といった深刻な問題に直面するケースが後を絶ちません。
特に近年は、サプライチェーンの複雑化、グローバル化の進展、さらにはパンデミックや国際情勢の変化による供給リスクの顕在化など、取引環境が急速に変化しています。民法改正による契約不適合責任の導入、下請法をはじめとする取引適正化への規制強化など、企業が考慮すべき法的要素も大きく変化しており、これらを踏まえた適切な契約設計が求められています。
本セミナーでは、基本取引契約書(売買)の本質を理解し、実務で頻繁に問題となるポイントを徹底解説します。個別契約との関係性、品質保証と検査条項の設計、納期・納品条件の明確化、代金決済と期限の利益喪失、契約不適合責任と損害賠償の範囲、解除条件と取引終了時の処理まで、豊富な事例とともに実践的なノウハウをお伝えします。
登壇は、不動産会社やIT企業などの顧問弁護士として企業法務に携わってきた吉田 慶介弁護士が担当。企業法務の現場で多様な契約書類型に携わった経験をもとに、単なる法的知識の説明にとどまらず、実際の契約書作成や交渉で活用できる実践的なノウハウを提供いたします。
基本取引契約の適切な設計により、継続的取引の安定化を実現し、安心して事業を推進できる体制構築の一助として、ぜひご参加ください。
「まるわかり!契約実務」とは?
「まるわかり!契約実務」は、企業の契約実務を担当するすべての皆様に向けて、契約実務の「今、知りたい」に応える実践的なセミナーシリーズです。
単なる法的知識の羅列ではなく、実践的なチェックポイント解説から法的規制、トラブル対応まで、現場で直面する課題に即した事例や解決策をお伝えします。豊富な実務経験を持つ弁護士が講師を務め、明日からの実務に直結する学びの場をご用意しています。
契約実務の「なぜ?」「どうして?」を「なるほど!」に変える、それが「まるわかり!契約実務」シリーズです。
セミナー内容
1. 基本取引契約書(売買)の基礎と法的性質
─ 個別契約との関係性と優先順位の考え方
2. 品質保証・検査条項の実務ポイント
─ 契約不適合責任と損害賠償範囲の設計方法
3. トラブル予防のための条項設計と具体例
─ 納期遅延・代金未払い時の対応と解除条件の明確化
※ウェビナータイトルや内容につきまして、変更する場合がございます。
こんな方におすすめ
- 基本取引契約の法的リスクを理解し、適切な契約設計を行いたい法務担当者
- 継続的な売買取引において、法的リスクを回避したい購買・営業担当者
- 品質トラブルや納期遅延への対応方法を理解したい実務担当者
- 取引リスクを最小化し、安定的な取引関係を構築したい経営陣・事業責任者
登壇者
弁護士 吉田 慶介 プロフィール
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第二東京弁護士会所属。創価大学法学部卒業。創価大学法科大学院修了。
不動産会社やIT企業などの顧問弁護士として企業法務に携わるとともに、離婚や相続をはじめとする一般民事、刑事弁護など、様々な案件に取り組んでいる。三菱UFJ銀行の相続手続きサポートサービス「そうぞくガイド」の立ち上げプロジェクトではサイトコンテンツの監修などに携わり、サービスのローンチをサポートした。また、かつてプロ選手を志した長年のサッカー経験からスポーツ法務にも強い意欲を有し、スポーツ法政策研究会に所属し研鑽を重ねる等、スポーツ法務における見識を広げている。
持ち前の粘り強さを武器に、最後まで諦めないという強い気持ちをもって依頼者の抱える法的問題の解決にあたることを信条としている。
※恐れ入りますが、同業他社の方はご参加をお断りさせていただく場合がございます。予めご了承ください。
