解決事例

1億円の売掛金未回収で倒産寸前に

年齢:50代 性別:男性 職業:経営者(建設業)
交渉・訴訟プラン

相談までの経緯・背景
ご相談者様は、建設業を主な事業とする会社を経営しています。
昨年、取引先の大手建設会社からビルの建築を請け負い、無事に工期中に完成にこぎつけました。
工事中様々な追加注文を言ってくる注文主の要求に全て応え、十分満足のいくビルを建築しました。

ところが、このビルの建築報酬を請求すると、注文主は「取引先からの支払いが遅れているため、そちらへの支払いを少し待ってほしい」などという言い訳を繰り返し、一向に報酬を支払ってくれません。
その上、こちらが強く支払いを要求すると「払えないものは払えない」等と開き直る始末でした。
しかし、相手は大手の建設会社で立派なオフィスを構え、同業他社へも多数の案件を発注しているような会社ですので、ご相談者様は「とてもお金がないようには見えない」と感じていました。

このビルの建築報酬は1億円以上であったため、ご相談者様の会社にとっては、この報酬の支払いを受けることができないと倒産の可能性すらあり、ご相談者様はとても焦っていました。
そのような中、Authense法律事務所にご相談いただきました。
ご相談に対し弊所では、相手方の資産状況から、適切な手続きを取れば債権の全額回収は可能であると判断し、仮差押えによって取引先や銀行に対してプレッシャーをかけるという戦略を取りました。

 

解決までの流れ
弁護士は、裁判所に仮差押えの申立てを行いました。
注文者の預金債権や得意先への売掛債権を仮差押えするというものです。
相手方は大手の建設会社ということもあり、銀行や得意先への信用を大変気にしていたため、この仮差押え以降は態度が急激に軟化しました。

 

結果・解決ポイント
最終的に、報酬のうち7割を当月末に、残りの3割を翌月末に支払うという形で話し合いが進み、訴訟に至らずに短期間で全額を回収することができました。
ご相談者様は、「弁護士からの交渉や仮差押えがこれほどに効果があるとは」と驚いていらっしゃいました。

担当弁護士
authense
Authense法律事務所

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