信用調査の必要性

債権回収を確実なものとするためには、取引開始前から、回収不能に陥るリスクをできる限り抱えないよう十分に準備しておくことが肝要です。そのため、取引先の信用調査を行うことは非常に有効なリスクヘッジといえます。与信と呼ばれるもので、銀行等が、貸し付けの前に行ったりしています。
まず、新規の顧客との取引をするということは2つの面があります。

すなわち、新規の顧客との取引は新たな利益を増加させる機会を得る面がある一方で、債権の回収ができなくなるかもしれないというリスクを負う面もあります。このリスクを軽視してしまうと、債権回収を十分にすることができなくなり、ひいては会社経営に重大な影響を及ぼし、会社が倒産してしまうこともあります。
そこで、新規の顧客との取引の際には、取引先の信用調査をすることが不可欠です。

信用調査では、取引先の①事業を行う上での資金繰りが十分にできているのか、相手方の資産があるのかといった点を踏まえて支払能力を判断し、②当初から代金を踏み倒す意図がないのかといった点から支払の意思を調査します。さらに、最近では、③相手の会社がコンプライアンスを十分に遵守しているか、現実に存在して事業活動を行っているか等も調べる必要もあります。

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