
「プロセスの見える化」が法務・知財連携の突破口となる
― 役割分担の壁を越え、リスク防止とスピードを両立する実務革新 ―
「もう少し早く話が来ていたら一緒に交渉もできたのに」「1〜2年かけたプロジェクトが社内調整で頓挫した」「法務チェックで制作が止まってしまう」
法務・知財部門とデザイン・事業部門の連携における、こうした「よくある課題」の背景には、お互いのプロセスが見えていないという根本的な問題があります。
実務担当者は法的リスクのチェックポイントを知らず、法務・知財担当者は制作の進行プロセスを把握していない。この情報格差が、「後出し修正」「手戻り」「スケジュール遅延」を生み出し、結果として法的リスク防止と実務スピードの両立を困難にしています。
では、プロセスを「見える化」し、相互理解を深めることで、これらの課題はどう解決できるのでしょうか?
第二回セミナーでは、デザインと知財部門が密接に連携した実例を軸に、実務における協働の仕組みづくりにフォーカス。PlayStation®のロゴを手掛けた坂本氏の具体的なエピソードを通じて、リスク管理とスピード感を両立する現実的なアプローチを探ります。
法務・知財部門がプロセスをどう理解し、事業価値を増加させられるのか。豊富な実例をもとに語る鼎談から、企業価値を支える新たな事業貢献の一手を見つける機会として、ぜひご参加ください。
セミナー内容
1.「いい」「だめ」の二元を超える事業部門との連携例
― リスクとスピードのバランス感覚について
2.「よくある課題」を解決する具体的アプローチ
― 最低限押さえるべき連携のチェックポイントとタイミング
3.段階的アプローチで実現する理想の連携体制
― 知財部門が「交渉まで含めて対応」する体制への道筋
※ウェビナータイトルや内容につきまして、変更する場合がございます。
こんな方におすすめ
- 事業部門・デザイン部門との連携をスムーズにしたい法務・知財担当者
- 法務リスクを事前に回避する制作プロセスを構築したい実務担当者
- 知財活用を含むブランド戦略の実務を担当されている経営企画担当者
- 他部門と連携したクリエイティブ支援に関わる実務担当者
- 部門横断的なプロジェクト推進に課題を感じている担当者
セミナー概要
【デザインと知財の壁は越えられるか】
“プレステ”のロゴ制作者・デザイナー坂本氏と弁理士が語る協働プロセス
【第二回】「プロセスの見える化」で変わる連携力 ~法的リスクと実務スピードの最適バランス~
株式会社ARROWGRAPH 代表取締役社長・デザイナー:坂本 学 氏
Authense弁理士法人 弁理士 マネージングディレクター:外山 雅暁
Authense弁理士法人 弁理士:西野 吉徳
開催日時:2025年10月07日(火)12:00~13:00
会場:オンライン(Zoomウェビナー)
参加費用:無料
登壇者プロフィール
株式会社ARROWGRAPH
代表取締役社長・デザイナー
坂本 学 氏
2004年には2度目の北米赴任を果たし、ディレクターおよびシニアアートディレクターとして様々な特命プロジェクトに従事。
2011年に日本帰任後、独立のためソニーを退社。株式会社アローグラフ設立、代表取締役社長兼クリエイティブディレクターに就任。代表作として、ソニーPlayStationのロゴマークデザインが世界的に有名。
Authense弁理士法人
弁理士 マネージングディレクター
外山 雅暁(とやま まさとき)
意匠審査官としての経験を重ねた後、経済産業省デザイン政策室長補佐、特許庁国際協力課意匠政策班長、審判官などを歴任し、デジタル庁で行政サービスにおけるUX/サービスデザインの推進にも携わる。また、特許庁における「デザイン経営」プロジェクトの立ち上げメンバーとしても活動。
2025年よりAuthense弁理士法人に参画し、企業実務におけるデザイン活用の可能性を広げるべく、精力的に取り組んでいる。
Authense弁理士法人
弁理士
西野 吉徳
2017年、特許事務所に転職し、外国商標業務を担当。2022年、はつな弁理士法人へ入所。
特許事務所での商標権利取得経験、企業の知財部門及びコミュニケーション部門での経験から、商標権利取得、企業内商標管理及びブランディングという3つの分野に精通。
総合力を生かして、クライアントのブランド構築を強力にサポートしている。