遺言書とは、自分が生涯をかけて築き、守ってきた財産を、有効、有意義に活用してもらうために行う遺言者の意思を書き留めておくものです。遺言書を書くことで、相続人間での無用な争いを避け、自分の意思を遺産分割に反映することができます。
次のような場合に、遺言書を残しておくことをおすすめします。
- 相続人間での争いを避けたい
- 配偶者に遺留分以外、全て相続させたい
- 法定相続人以外のお世話になった人に財産を譲りたい
- 他の相続人よりも多めに相続してほしい特定の人がいる
- 相続させたくない相続人がいる
- 不動産の数が多い
- 預金や株式など財産の種類が多岐にわたる
- 相続人同士が不仲である
- 会社の事業承継の方針を明確にして、従業員の雇用を守りたい
- 認知していない子を遺言により認知したい
- 先妻と後妻との間に子どもがいる方等親族関係が複雑な方
- 行方不明の相続人がいる
- 海外に住んでいたり、連絡が取りづらい相続人がいる
- 内縁関係の人がいる